インディーズ活動後、現在もロックバンドでギターを弾いています。気になったことや音楽のことなど、いろいろ書いていきます。
サブスク時代の楽曲制作について

サブスク時代の楽曲制作について

ども。モトです!

世界ではSpotifyなどを中心にサブスクリプションの音楽配信サービスが定着しています。
CDを買って聴くという時代ではなくなっていますね。

ビジネスモデルが変わると色んな影響が出てきますが、今回はアーティスト目線の話です。
本題に入る前にホリエモンさんの動画を紹介します。


動画の3:35あたりからの話がとても重要です。
サブスクに合わせて楽曲の構成を変えないといけない、と。

聴き放題で音楽を聴ける環境にある聴衆に対して
アーティストは「好きな音楽かどうかを一瞬で判断される」ことを意識しないといけません。

ホリエモンさんが言うように
「サビから始まる楽曲」「再生時間の短い楽曲」は
サブスク時代に生き残る必要な条件になるかもしれません。

本来、アーティストは「売れる曲を作る」のではなく
「自己表現のために曲を作る」だったはずです。
作られた曲を「どうやったら売れるか」を考えることは大切なことですが
売るために「売れる曲を作る」ことは自己表現から乖離してしまう。

媒体(CDやレコードなど)で音楽を売るビジネスにおいては
アルバムの中でアーティストの自己表現が正しく行われていたと思います。

しかし、サブスク時代は楽曲単位で聴かれるケースが多い。
自己表現の場が失われてしまうのか…


個人的にそうは思いません。
売れるかどうかはさておきサブスク上で今まで通りアルバムも販売すればいいと思います。

自己表現の場がなくなるわけではないので問題がないように思いますが
サブスク時代になったことで変わることがあります。

例えばCDアルバムの自己表現のひとつに歌詞カードがありますが
サブスクではどうでしょう。
CDアルバムでは紙質、歌詞のフォント、差し込みの写真や絵など
アルバムの世界観を直接的に伝える表現ができました。
サブスク時代では今まで通りにはできません。

スマホ(インターネット)が手元にあるという優位性を考慮した表現に変える必要があります。

レコード(アナログ盤)からCDになった頃にも、媒体が小さくなったことで
物理的面積の縮小で自己表現に悩んだアーティストがいたかもしれません。
その後、メディアがデジタルになった利点を生かし
映像コンテンツを含めたり、と工夫をしてきた過去があります。

今回はビジネスモデルの変革ですので考慮すべき範囲が広いうえ、
今まで構築されてきた周囲との関係性に影響も及ぼします。

アーティストはアーティスト然と周囲を気にせず自己表現に邁進すべきです。
【作られた曲を「どうやったら売れるか」を考える】ことは今までと変わらないからです。

つまり、サブスク時代になって変わるのは
一定数必要な「売れる曲」の構成を変えること、
自己表現については「表現の幅を広げられる」という2点であるという考察に至りました。

音楽をどうやって売っていくか、表現を求めるアーティストにどう応えていくか
アーティスト自身も悩みそうですが、周囲のスタッフの方がたくさん悩みそうですね。

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