
ども。モトです!
先日、自身のバンド以外でリハーサルスタジオに入りました。
こんなの何年振りだろうか…。
読者の中にも学生時代、バンドを組んでた人がいると思いますが、
社会人になると楽器から離れたり、バンド活動に縁が無くなる人が多いと思います。
社会人には隠れバンドマンって結構多くて、
例えば会社の同僚と「ふと」音楽の話になったとき
かつて楽器を演奏してた人って意外と多くないですか?
「このメンツでバンド組めちゃうねぇ」
「スタジオ入っちゃう?」
なんて盛り上がるものの
だいたいにおいてその場のノリで終わるこの会話。
皆さんも経験ありませんか?
ノリで終わるはずだったこの会話を後輩の頑張りのおかげで現実になりました。
社会人になっても家で楽器を演奏している人は結構いるもんで
世の中には「腕に覚えあり」な人がいることも事実なので結構楽しみでした。
今回は2バンド分くらいの人数だったので
コピー曲の選曲とパート振りを事前にしてからリハーサル日に集まれる人でスタジオ入り。
正直、コピーってほとんどしてきていないので他人の曲は弾きにくいですね…
これも良い機会と思い結構頑張りました。
リハーサル当日のスタジオに入ってからの行動について
「やはり違うよな…」と思うことが結構ありました。
これは仕方がないことですね…。
まず、各パートの立ち位置です。
アマチュアが使用するリハーサルスタジオの多くはプロの使用するスタジオと違い、
機材持ち込みを前提としていないため、アンプなどの機材が一式揃っています。
部屋の大きさも様々ですが、30畳以下の場合は足元のモニターが少ないです。
基本的にはボーカルとコーラスのために2〜3個あるのみで、
20畳以下の部屋になると足元のモニターが無い場合もあります。
そのため、必然とドラムを中心にアンプ類の向きを考慮する必要が出てきます。
ドラムは物理的に移動が難しい(というか面倒)ので、
外音用(天井からぶら下がってたりしてます)のモニターをドラムに向けます。
※足元のモニターが無い場合はボーカルの立ち位置もドラムに近くなります。
次にギターアンプとベースアンプの位置は、ドラムを挟むように置くのが一般的です。
ベースアンプのスピーカーの向きは
ドラマーに向けることが多いですが、ドラマーと相談しながら調整します。
ギターリストはドラムとベースがちょうど良いバランスで聞こえる位置に立ちます。
ギターアンプのスピーカーの向きはドラマーにかすめつつ、ベーシストと自分に向けます。
ジャンルや人によりますがドラマーにとってギターはベースほど重要では無いので
「しっかり聞こえる」よりも「聞こえている」程度で問題ないと思います。
最後にボーカルですが、楽器隊が決まった後にバランスの良い位置に立ち
足元に自分用のモニターを持ってきます。
ある程度の位置が決まったら、ドラムの音量に合わせて各パートの音量を調整します。
音量が決まったら改めてスピーカーの向きを微調整して完了です。
ちなみにメタルのようなギターがうるさいジャンルの場合は
スピーカーを壁に向ける場合があるくらいです。
時間にすると5分程度の調整ですが、
各パートがきちんと分離して聞こえるようにしておかないと練習になりませんので
とても重要で絶対に必要な手順ですね。
実際に曲の練習に入ってからも感じたことがありました。
曲中、2小節全音符で2小節目の3拍裏からのドラムきっかけ(8分音符5つ)で
エンディングに向かう曲がありました。
これが見事に合わなくて、みんな「どうしたもんか」となったのです。
やはり普段から訓練していないと「8分音符5つ」というのは難しいようですね。
今回の「8分音符5つ」はシンプルでスネアとフロアタムしか音がありませんでした。
打開策としてドラマーにお願いして3拍裏のみハイハットにしてもらい、
スネアとフロアタムを4つにしたところバッチリ合いました。
今後はみんなが慣れてきたところですべてスネアとフロアタムに戻してもらいますが、
みんなには「8分音符5つ」をある方法でクリアしてもらう予定です。
5連譜などにも応用できますが、
その方法は「”あいうえお”に置き換える」です。
ロック系のギターリストであれば有名な手法ですね。
今回については自分のスキルが功を奏したので
効率よく練習ができて有意義でした。
次の練習は曲数を増やして12月にスタジオに入るようです。
普段は仕事で大変そうですが、
みんなが好きな音楽で盛り上がっているのを見ていると
やはり音楽はすごいなぁと改めて思います。